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製品別原価とコストダウンセミナー

随分前の成功の10条件

随分前にある企業の企業再生に取り組んだ。
練りに練った戦略とアクションプランで、
社員のみんなは、どんどん行動した。
そして、確かな利益を生み出した。

1 製品群別競争戦略の策定と実行
2 業界・ライバル・チャネル・自社の情報活用システムの構築
3 商品開発・研究開発体制の抜本的見直し
4 営業本部の有益性向上と営業ライン力の強化
5 品質による競争優位性の発揮
6 安定供給を実現できる調達戦略の策定と実行
 (1)工場の再編
 (2)調達リードタイムの短縮
 (3)メイン工場の競争力強化
7 在庫圧縮によるキャッシュフロー改善
8 物流諸問題のスピーディーな改善
9 徹底した全社トータルコストの低減
10 全社におけるR(リサーチ)-PDCAシステムの構築

戦略キーワードは、下記の通り。
①独自の競争戦略 ②No.1製品づくりへの挑戦
③コストダウンの徹底 ④スピードマネジメントの実践
⑤コア・コンピタンスの確立→競争優位性発揮

今でも、ど真ん中で使える「フレームワーク」である。

 

ある製造業 低収益の理由

低収益に苦しんでいる、ある製造業。

その理由は、下記。
①損益分岐点売上が上がっている
利益が出にくくなっている

②①の理由
限界利益率の低下
固定費の圧縮遅れ

③売価設定原価より発生原価が高い
変動費の超過
レート設定の不備
稼働率低下で発生レート高騰
作業時間の短縮の遅れ
損失・間接・価値の3区分管理の不備

顧客別損益、工程別損益、製品別損益が、わかっていない
これがわからなければ、具体的対策の打ちようがない

マネジメントと現場のダブルアプローチでの、
経営改革が急務である。

新型コロナと経営

新型コロナの影響で、経営活動における制約・障害はあるが、
企業としては、今できることにベストを尽くすしかない。

社員一人一人のパフォーマンス(行動・成果・効率)を、
落とさないことが重要である。

「今、できることは何か」、「今、やることは何か」を、
具体化して、確実に遂行する。
営業・技術・製造・品質・管理での課題は、
たくさんあるはずである。

危機感を有して、企業としての成長を図ることが、
最大のリスク回避となる。

ある営業課長の話

ある営業課長とのやり取り・・・。

私「一日の中で、営業活動の時間は何%ぐらいですか?」
課長「50%以上はあると思います」

簡単な分析をしてみると、30%もなかった。
30%を40%にするだけで、営業量は133%になる。

下記を明確にして実行するだけで、営業量は確実に増える。

受注・売上アップのために増やしたい仕事
時間を短縮したい仕事と減らし方

営業量と営業成果は比例する。

管理職の5つの顔

管理職で、チームの成果が決まる。
管理職には、5つの顔がある。

①リーダーとしての顔
②仕事のプロとしての顔
③部下の上司としての顔
④上司のパートナーとしての顔
⑤R(リサーチ)-PDCA責任者としての顔

①~⑤のバランスと、合計点の高さが重要である。
セルフチェックからの、やること決定、実行、継続、工夫で、
管理職のプラスの影響力は、大きく高まる。

生産性向上の3アプローチ

安定化、工数、出来高の3アプローチがある。
まずは、工程の安定化を徹底的に高める
 
1 工程の安定化・・・トラブル・混乱を起こさない
 人、調達、設備、品質、コミュニケ
 
2 投入工数削減
 少人化、間接時間短縮、損失時間短縮、早く終わる
 
3 出来高速度向上
 コンベアスピードアップ、投入量アップ、作業スピードアップ
 サイクルタイム短縮、主作業のスピードアップ

生産性20%アップで、17%減の作業時間短縮が実現する。

損益分岐点売上を下げる

赤字企業、赤字になりそうな企業の、
お手伝いをさせていただく機会が多い。

そんな時、損益分岐点売上を下げるコンサルを徹底する。
たとえば、

 ①固定費 100億円 → 98億円 2億円圧縮
 ②限界利益率 50.0% → 53.5% 3.5P改善
 ③損益分岐点 200億円 → 183億円 17億円ダウン

改善前、売上200億円で、とんとん(黒字ゼロ)だったのが、
改善後、売上200億円で、9億円の利益になる

損益分岐点売上は、低いほど利益が出やすい。
利益が出やすい収益構造に変える。
損益分岐点売上は、わかりやすく、簡単な指標である。
赤字企業、赤字になりそうな企業は、
重要な経営課題の一つとして、
「損益分岐点売上を下げる」に着手することを、
おすすめする。

 

 

目標管理制度の必要性

目標管理制度の実施率は、88.5%(労政時報)と高い。
しかし、運用面での課題も多い(解決可能)。
ただ、必要性は非常に大きい。
評価ツールとしてはもちろん、
仕事のマネジメントツールとしての活躍度は、
非常に大きい。

目標管理制度のメリットは、下記である。

 ①会社目標と部門目標と個人目標を連動できる
 ②ゴールと実行策を決めるので、出たとこ勝負にならない
 ③ゴール・実行策と途中時点とのギャップを、
    見える化できるので、挽回行動を展開しやすい
 ④自分の仕事、部下の仕事のマネジメントツールになる

目標を設定する、実行策を決める、
進捗を自分と上司でチェックする、
好調を維持する、遅れを挽回する・・・こんなことができる
無策、出たとこ勝負、やりっぱなしの経営では勝てない。

5Sで目指す風景

5Sは、会社の品位・品格となる。
下記ができている会社は、できていない会社より、
格段に良い会社である。

☑ ごちゃごちゃ、汚い、表示なし、表示傷み、住所不定があれば、すぐに改善している

☑ 使ったものは確実に、元あったところに戻している

☑ 「探し・迷いが発生した時が、改善の時!」が実践されている

☑ 通路にものを置いていない

☑ 清掃困難箇所も、定期的に清掃されている

☑ 設備は丁寧に清掃・点検チェックされている

☑ 整理活動が定期的に行われ、現場の中に不要・過剰なものがない

☑ 管理者が5Sの重要性を十分に理解し、明るく5S活動に関与している

 5Sの大切さを全員が理解し、当たり前に実践している

やはり営業力

ある企業が売上を伸ばしている。
成功要因は下記。

①適度な緊張感があって、営業マンが手を抜かない
チームリーダーのリーダーシップが大きい

②ライバルに勝つ戦略が明確
顧客がもとめること、ライバルより優れている点から、
商談のポイントを明確にしている
リーダーが作成して、みんなで活用

③明確な数値目標
チーム・個人売上の他、新規受注件数、金額も目標設定
重要指標での進捗状況の可視化
進捗結果を無駄にしない(売れる策を明確にする)

いくら素晴らしい生産部隊をもっていても、
仕事がなければ、利益は生まれない。

 

 

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