過去のクレームや不良データを「集計しておしまい」の品質管理部門が多い。
掲示物はあるが、数値やグラフだけで、品質管理部門としての「見解・やりたいこと」がない。
設計部門・製造部門からすれば、
「だから何?」「それで、どうしろというのか?」「後は、自分で考えろか?」
・・・こんな感じである。
品質管理部門に求められるのは、
分析力、対策立案サポート力と対策の実行・効果チェック力である。
重要なのは、集計の後の「分析・考察」である。
明確にするのは、下記の3点。
①どの問題が重要か
顧客の不満が大きい、数が多い、増加傾向、人身事故の危険・・・等
②どの部門の、何が問題か
意識・知識・経験・コミュニケ・検証時間・標準書・チェックの仕組み・・・等
③責任部門への対策立案ポイントと期限
期限の設定で、確実に動かす(放置・滞留をなくす)
品質管理部門は、設計部門・製造部門の意識と行動に、プラスの影響力を発揮して、なんぼである。